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中高年者の転職は是か非か

shigako

 バブル崩壊以降は経済成長率が減速し、物価も長く下落を続け、長い間経済は多くの苦境を経てきました。しかし、ここにきて物価は上昇に転じ、日経平均株価もバブル期以来の高値を更新し、日本経済は徐々にその自信を取り戻しつつあるように思います。

 

 一方で、物価上昇は日々生活に必要な物やサービスの価格高騰で人々の実質賃金を押し下げました。しかし、一部の大企業や資産家を潤しているだけで、人々の生活の豊かさにはなっていないと指摘する人もいます。

 

 長期的な視野に立てば、働く人を取り巻く労働環境や、企業の経営行動の構造は変わってきていると思います。大きな要因として、少子高齢社会による人口の減少から、労働人口が減り求人難が生じ、働く人は仕事内容の選択幅が広がったのです。

 

 物価と同様、賃金も需要と供給のバランスで金額が決まります。労働力の場合、今まではオートメイションなどの機械や、AI(人工知能)によって可能な仕事は、生産性が高く賃金も高い傾向でした。一方で、人の手で行う仕事は効率が悪く、賃金も低いという傾向でした。

 

  ところが最近、マンパワーで生産性が低いと思われる、医療、介護、警備、運転、建設現場などの仕事は求人が集中していることから、賃金の上昇率は急激にアップすることが考えられます。

 

  したがって、これらの業種の賃金は、価格に転嫁されて物価の上昇へさらに拍車をかけることでしょう。すなわち経済の好循環が生まれ、そうなれば中高年齢者は転職経験が多ければ多いほど人間関係の経験も豊富で、再就職を有利にすると考えられます。


企業の都合で割り増し退職金が支払われるならば、定年を待たずに転職も視野に入れて、再就職するのも良いのではないかと思います。