日本の鍋料理に鍋奉行あり
寒い夜、食卓の真ん中で湯気を立てる鍋、湯気の向こうにあるのは、家族の笑顔や友人との語らいがあり、鍋料理は単なる料理ではなく、日本人の心に根付いた食文化で、なぜか日本人は鍋料理を好み、この時期、忘年会シーズンは鍋シーズンといっても良いほどです。
鍋料理と言っても、石狩鍋・きりたんぽ の鍋・水炊きなど、日本各地の風土・歴史・食文化があり、その土地ならではの具があり、しょう油、みそ、塩などで味がつけられ、職場の上司も部下も上着を脱いで鍋をつつき、気がつけば鍋
奉行になる人物も登場し、仲間意識が沸いてくるのも不思議なものです。
鍋を囲んだとき、特に頼まれてもいないのに仕切る人、仕切りたがる人のことを鍋奉行といいます。鍋奉行といっても、必ずしも鍋料理が上手な人とは限りません。他人の味付けに対して順序を守らずに味が崩れるのを防ぐために行うことが多いようです。一方、口うるさい人に皮肉を込めて鍋奉行と呼ぶこともあるようです。
仕切り屋さんの上を行く、「鍋将軍」に、出し汁の灰汁(あく)を取る「灰汁代官」や、ひたすら手を出さないで鍋料理が出来るまで待ち続ける「待ち奉行」、「舌
待ち娘」など、いろいろな人が集まって囲む鍋ほど連帯感が生まれるのではないかと思います。
寒い冬の定番はやはり土鍋に昆布を敷き、出汁を取り、豆腐を「やっこ」に切り、さっと煮て、付けしょう油で食べ「湯豆腐」でしょう。付け汁に薬味を、刻みねぎ、ショウガ、ユズ、カツオ節、ノリ、七味唐辛子など入れるとおいしいかと・・・・。鍋料理の名称は数え切れないほど多く、ぜひともオリジナルな鍋を考えてみてはいかがでしょう。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。